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2016年4月7日更新

タグホイヤーといったらこれだった、懐かしいS/el (WG111A)

S/el」とはどのように読むのか長い間謎だったのですが、「セル」で間違いないようです。

そのタグホイヤーといえばS/elというぐらい、S/elが人気モデルだった時に、S/elを廃止してLINKという新モデルに置き換えたのは記憶に残っているのですが、まさかそれが1999年だったとは少し驚きます。

S/elが廃止されてから随分と経っていた10年ぐらい前まで、タグホイヤーといえばS/elのイメージが依然として強かったように思います。

1999年にS/elを廃止した、というのは今のタグホイヤーのイメージを作る上では正解だったのかもしれません。

しかし、モデル名をコロコロ変更するのはあまり良くありません。

どうせだったら、S/elという名前だけでも残せば良かったのではないでしょうか。

現在のタグホイヤーにおけるラインナップの中心はカレラとなり、「タグホイヤー」というブランドから連想させられる時計もブレスレットから革ベルトのイメージとなりました。

とはいえ、オメガのライバル、という意味ではあまりブランドの立ち位置は変わっていない模様。

S/elの約5万円という安定した相場は、ブルガリアルミニウムのように腕時計投資の初心者用として良いかもしれません。

なお、タグホイヤーのロゴで、タグホイヤー(色付き)」は現在採用されていないので逆に希少。

色付きタグホイヤーロゴの、S/el。とっても懐かしい時計です。

5万前後をいったりきたりしているので、安く買って装着して高く売るという腕時計投資の醍醐味を利用して懐かしさに浸ってみてはいかがですか。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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