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ロレックスの看板モデル、青サブマリーナ(16613)

それがリーマンショックを期に中古最安値が30万円台前半まで下落。

もっとも安い時はかなり状態の良い物が32万円で普通に販売されていました。

青サブに関しては2008年冬以降、相場が以前の状態に戻るのが早かった(約38万円)のですが、2012年冬よりどんどんと値上がりを開始。

2015年に至っては、かつて無いほどの高値(最安値が60万円台)となっています。

青サブが高値になった一番の理由はやはりモデルチェンジでしょう。

新型116613LBが登場し、16613は生産中止となったのです。

新型116613LBは定価&流通価格が高かったため、旧型である16613にもその影響を与えたのです。

さらに116613LB(初期モデル)のダイヤルは、旧型16613のように光沢感のあるブルーではなくマットなブルー。

16613の光沢感のある文字盤を手に入れたい人は旧型を買うしかなくなりました。

ということで、16613GMTマスター並みの超絶値上がりを果たしたのです。

ロレックスがブームとなった1999年から約15年。

多くの時計ファンたちが慣れ浸しんだ5桁リファレンスのもっともオーソドックスなデザインは今後とも“かっこいい”という評価をされることでしょう。

となると、生産が終了されて流通量の上限が決まった16613の高値な状況は今後も継続する可能性が高いでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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