腕時計投資新聞

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2016年6月20日更新

50万円を切ったエアコマンド再び! 

そして、そんな状況を積極的に2月頃より本サイトでもお伝えしてきました。

2月に早速50万円台で買える個体がなくなり、3月4月5月とその状況が続いていたのですが、ここで50万円を切る個体を発見!

ただし、社外品のビスが使われる部分があるなど状態が普通ランクより下回るというマイナスポイントもあります。

とはいえ、デイトナ等々とはちがって、ブランパンエアコマンドはかなりマニアックな時計なため、そもそも時計の個体数が少ないため50万円以下のチャンスはなかなかありません。

例えば、デイトナのように個体数が多い時計の場合、相場より安いものが出てきてもまた同じ条件で買えるチャンスが何回かあったりします。

しかし、エアコマンドの場合は、デイトナと比べたらかなり少ないのは間違いありません。

よって、見つけた時に買わないと、次がある可能性は低いといえるのです。

マニアックといえば、かつてのパテックフィリップスポーツモデル(アクアノート/ノーチラス)などもいまのエアコマンドぐらいマニアックでした。

しかし、今の常識を見るように、アクアノート/ノーチラスは高級腕時計の代表的存在となるぐらい人気モデルへと変化。

でもって、もともと流通が少ないモデルに、そういった感じで人気が集中するとどうなるかというと、60万円→200万円ということになるのです。

かつて筆者がアクアノートを60万円で買った時もそうでしたが、人は“その時”の人気の時計が欲しいのです。

ですから、当時人気がなかったアクアノート安く買えたわけです。

そして、エアコマンドというこのモデル、こういう内容の時計が40万円台というのは、かつてのアクアノートを思い起こさせるわけでもあります。

かといって、アクアノートほど値上がりするとは思いませんが、40万円台が安いという評価は妥当だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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