当初限定モデルとして出たホイヤーカレラはクロノグラフのみのラインナップでしたが、99年頃「限定」という縛りが解除され通常モデルとなったカレラ。
そして2000年に「派生モデル」的な役割で“140周年限定”としてデビューしたのがこの3針モデルです。
この時計が出るまで、カレラはレマニア製ムーブメントのクロノグラフのみでしたが、これをきっかけに様々なモデルが続々と登場していきます。
そして、現在の姿を見れば分かる通り、カレラこそタグホイヤーの主力モデルとなりました。
そういう意味ではこの時計がラインナップ拡大の第一号としてある種の良い結果を生み出したのかもしれません。
なおこの3針モデル、クロノグラフと同じくドーム型プラ風防を採用しており、秒針の先が風防にあわせてカーブしています。
クロノグラフのほうのクロノグラフ秒針も同じように曲げられていますが、この曲げという一手間は非常に良い味を醸し出しています。
ちなみに安い時計だと針を曲げるコストがかかるため、わざと短い秒針が採用されていたりするのですが、さすがにホイヤーだけあってそういう手抜きはありません。
当サイトでもクロノグラフのほうを何回も取り上げてきました。
そこで最近気づいた異変があるのですが、クロノグラフの在庫がなくなっているではないですか!
現在買うことができるのは金無垢の1本のみ。
ちょっと前までは金無垢も3本ぐらい売っていましたし、ステンレスもいくつかありました。
そんな売り切れ状態のクロノグラフに対して、3針モデルのほうはというと、なんと値下がり状態。
去年と比べて3.5万円も安くなっています。
この相場だともう少し安くなりそうな感じもするこの時計。
ホイヤーカレラという時計は、非常にかっこ良く、中身も外見も良い時計です。
ですから、買うのであればクロノグラフのほうをおすすめしたいところ。
で、3針の方は、クロノグラフをすでに持っている方が、カレラのコレクションをより濃くするために良いでしょう。
筆者もホイヤーカレラを持っているだけに、この3針、クロノグラフと並べてみたいと思っています。
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