チョコレートという比喩的な名称って、大体ファンの間での通称であることが多いのですが、これはロレックス自ら「チョコレート」と表現しています。
黒いセラミックベゼルが印象的なデザインは、今年2016年に新型となったステンレスモデルの216570と同じ雰囲気に見えますが、金無垢チョコレート文字盤が出たのは2011年です。
2011年の時点ですでに“次のデイトナ”の方向性が見えていたのですが、当時としては変わり種デイトナの1種という見方もあった模様。
というのも、金無垢のデイトナ、しかも革ベルト仕様に関しては、たまに変わり種のデザインを採用するケースがあるからです。
ただ、その後プラチナの116506が、これと同じ方向性のデザインを採用し、さらにブレスレット仕様だったため、徐々にこのデザインが次世代のデイトナのモノになりつつありました。
そして、2016年に216570がまさしくこの系統のデザインでデビューすることによって、これが現在のデイトナのデザイン基準であることが分かりました。
このモデル、現在は2011年という以前より存在したということが知られているでしょうが、近い将来はステンレスと生産年が同一視されると予測します。
今までの例を見ると、初期のモデルは“不人気”とされる傾向があり、この初期モノというイメージはどちらかと言うと相場が安い傾向です。
なお、昨年と比較してこの時計、なんと60万円以上の値下がり。
デイトナというととても人気のある腕時計の印象ですが、すべてが値上がり状態というわけではありません。
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