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青サブではないほうのコンビはかつて30万円以下だった、ロレックス「サブマリーナ」16613黒サブ

そこから比べると値上がったのは当然のこと。

ただ、値上がったということは“驚く”ことに値しませんが、当時の時計本体価格をゆうに越す値上がり額には驚きです。

ちなみに現相場がT番 過去相場がU番となっています。16613はX番など90年代前半のモノのほうが安く、90年代前半と後半では相場が若干違うので要注意です。

なお、08年、09年の時期は90年代前半モデルと後半モデルに相場の大きな差はありませんでした。

近頃、両者の差は5万円から10万円といった印象です。

また、16613にはこの記事の黒い方と、有名な『青サブ』のほうが存在し、30万円を切っていたのは黒いほうです。

青サブも良いですが、この黒い方の金と黒という配色もなんともいえない魅力がある時計。

30万円を切るならば、軽い気持ちで買っておけばよかったと思う時計です。

なお2010年以降からこの時計は値上がり状態。

他のロレックスの場合、2009年頃に安値と感じる相場であれば、2012年頃まで似たような相場だったはず。

しかし、一足早く値上がりを開始したのが5桁リファレンスのサブマリーナです。

とはいっても、その最の値上がりは30万円台後半になった程度、という値上がり額。

40万円以上値上がりしたという今と比べると微々たる値上がり額と言いたくなります。

また、面白いのは30万円を切る相場の時も、30万円台を回復した相場の最も、サブマリーナの場合、コンビとステンレスの価格差がほぼなくなっていたという点。

このコンビとステンレスの価格差がなくなるってのは、ステンレスのほうがコンビより高いというデイトナのような現象です。

とはいえ現在では50万円前後というステンレスに対してコンビは70万円前後といったところ。

ということでかつて0円に近かった両者の価格差は今では20万円

16610の値上がりがすごいことは以前の記事でお伝えしましたが、それ以上に値上がりしているのがコンビの16613です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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