さて、こんなに素晴らしい時計が、なんと60万円以下のびっくり価格。
この時計、1994年に登場した近代的な時計なのですが、「ノスタルジー」という名前の通りクラシカルな雰囲気を漂わせています。
ケースのサイズは34mm。
1940年代頃製造のモデルって30mmなど今ではレディースサイズと分類されるサイズが多く、その雰囲気を損なわないようにちょうどよい大きさに仕上げたというのがまさにこの34mmというサイズなのだと思います。
もしもこの時計、企画されたのがパネライブーム以降であれば、39mmぐらいのサイズで開発されていたかもしれません。
そして、中身。
ガラス製の裏蓋から眺めることができるムーブメントはフレデリックピゲベースで美しく仕上げられたものとなっています。
なおこのモデル、
- イエローゴールド
- ホワイトゴールド
- プラチナ
と3つのタイプが存在。
ホワイトゴールドとプラチナは一見そっくりにも見えますが、プラチナ製の文字盤のみギョウシェ仕上げとなっています。
相場は高い順にプラチナ>ホワイトゴールド>イエローゴールドという印象。
ただ、プラチナ製はかなり希少なためあまり見かけることはありません。
どことなく、オールドパテックの雰囲気を漂わせており、中身もフレデリックピゲベース。
そして、ヴァシュロンコンスタンタンという三雲ブランドときたらもう文句の付け所はないでしょう。
なのに、50万円台で買える。
今、このレベルの時計がこの値段で買うことができるってなかなかすごい状況だと思います。
ただし、革ベルトの交換費用は別に考えなくてはならないため、気持ちよく使うためには60万円台前半といったとこでしょう。しかし、カミーユフォルネの高級アリゲーターにしたとしても60万台前半で収まると思うので、お買い得に変わりはありません。
「ノスタルジー」というモデル自体がマニアックなため、需要>供給となっていないのが、安値の理由だと推測できます。
これ、今特におすすめの1本です。
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