オーバーシーズクロノグラフといえば三雲ブランドのスポーツウォッチとして今も昔もありがたがられている存在。
パテックのアクアノート(3針)に対し3針のオーバーシーズはライバルとしてちょっと微妙ですが、クロノグラフのオーバーシーズはまさにアクアノートのライバルでしょう。実際、アクアノートを買う際にオーバーシーズクロノグラフと迷われた方は多いかと思います。事実、2000年代前半当時の販売価格も似たようなものでした。
で、ブランパンというブランドも創業年や時計作りの品質など、三雲ブランドに匹敵する、、というか三雲のライバルとして売る販売戦略だったのでしょう(現在も含め)。
しかしながら、定価が高く実売価格が安いというイメージにより、“デパートの外商から勧められて、なんにも考えないで買った時計”という印象がついてしまうのです。
つまり、高いことは知っているけど別に羨ましくない。
高級住宅街の例で言うと、松濤に対する目白のようなものでしょうか。
定価や実力の割にはかなり安く販売されているのです。
この時計、かなり質感が良く、さらに存在感があるので、実物を見たら「いかにも高そう」という印象を抱くでしょう。
そういう意味では所有満足感は高く、さらに200mという防水性能は普段使いにも便利。
これらの実力を考えると、ライバルはデイトナ(16520)か、パネライルミノールクロノグラフ(PAM00072)あたりになるでしょう。
現在PAM00072の価格も安めだと認識していますが、それでも70万円台。
しかし、このエアコマンドに至っては40万円台で買えるのです。
40万円台というと2012年までのヨットマスターロレジウム(16622)と同じ価格です!
オーデマピゲのロイヤルオークオフショア、オーバーシーズクロノグラフと同じ機械、さらに近い定価、良い仕上げという実力が備わったブランパンエアコマンド。
今、最もお買い得な1本だと断言します。
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