マスタージオグラフィークにおいて注意しなければならないのが、年式や素材によって相場が異なるという点。
マスタージオグラフィークを象徴するモデルは2000年代前半頃のモデルだという意見が多いでしょう。その2000年代前半モデルを基準として、現行モデルを含めその他の年式のモデルの相場を見たりすると全体像が掴みやすいかと思います。
本記事のモデルも2000年代前半のモデルなのですが、同じ年式のモデルには通常の裏蓋と裏スケバージョンが存在します。
見た目はそっくりでも、実は開閉できる裏蓋というのがホワイトゴールドやプラチナのモデル。
それらは一見ステンレスと似ていますが、相場が異なるのは当然です。
また、マスタージオグラフィークには黒文字盤と銀文字盤が存在しますが、ステンレスでもホワイトゴールドでも黒と銀が存在します。
最近はホワイトゴールドを見かけることが少なくなりましたが、かつてはWG=80万円台、SS=50万円台という相場が一般的でした。
ステンレスモデルについては流通量がホワイトゴールドよりは多く存在するため、若干の相場の動きが確認できます。
特に安かったのが2012年前後で、40万円台という相場。これは、この時計としては珍しい価格帯だといってよいでしょう。
特に安くなったのがその頃で、それ以外の時期においてはだいたい50万円台という印象のこの時計。
運良く40万円台で購入することができれば、10万円の値上がり体験となったでしょう。
ただしこの時計、値上がるならば本番はこれからなのではないかと思います。
というのも、見た目内容すべてをとっても良い時計であるのにもかかわらず、50万円台というのはかなり安いとかじるからです。
特に、オーソドックスなスポーツロレックスが70万円近くする現在において、この時計はかなり魅力的に写ります。
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