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オメガダイナミッククロノグラフ、ツーカウンターの文字盤が格好良い

今も昔もオメガのクロノグラフというとスピードマスターという印象が強いです。

とはいえ、このダイナミッククロノグラフのようにスピマス以外にもクロノグラフは存在。

また、スピードマスターといっても様々なラインナップがあるために全体像を把握しきれないのが難点です。

特にスピードマスターは自動巻より手巻きのほうが高級な場合もあれば、その逆も存在。

例えばパテックフィリップであれば、

  • 手巻きより自動巻のほうが高級
  • 2針より3針のほうが高級
  • と分かりやすいのです。

    ではなぜ、オメガがそんなややこしい事になっていたのかというと、それは搭載するムーブメントで高級か否かを定めていたという、オメガの真面目な職人的な発想が原因です。

    例えば、ブランディング的にはスピードマスターはNASA公式というストーリーが強いわけですから、

  • 最も高級=手巻き
  • 廉価=自動巻
  • としても良さそうな気がします。

    上記の序列は、他のブランドであれば真逆ですが、オメガのバックグラウンドや独自性を目立たせるためにも良い手法だと思います。

    確かに、かつて最も廉価版は自動巻で、より高級なのが手巻きということもあったのですが、最高級版であるブロードアローの登場によりややこしくなったのです。

    スピードマスターラインナップ

    2000年代前半頃のスピードマスターは大きく4種類に分類することができ、安い順に以下のようになります。

  • オートマチック(eta 2890a2)
  • スピードマスターデイト(バルジュー7750)
  • プロフェッショナル(レマニア1873)
  • ブロードアロー(フレデリックピゲ1185
  • フレデリックピゲは定価100万円以上のヴァシュロンコンスタンタンなどにも搭載される高級ムーブメント、一方ETAの2890A2は“2階建てムーブメント”などと呼ばれて廉価版という印象が強いモノです。

    つまり、同じ「AUTOMATIC」でも搭載するムーブメントが全く異なるというのが当時のオメガの価格序列だったわけなのです。

    ダイナミッククロノグラフの良さ

    同じスピードマスターといっても上記のように4種類も異なるムーブメントを使っているのです。

    クロノグラフの場合、文字盤のデザインに3つのインダイアルの位置が大きく影響しますが、当然インダイアルの位置は搭載するムーブメントによって異なります。

    例えば、ETA2890はインダイアルが離れている印象ですが、レマニア1873はかなりの寄り目です。

    そのため、手巻きのプロフェッショナルとデザインが似ているオートマチックの場合、かなり目が離れているという印象になります。

    一方、このダイナミッククロノグラフは、同じくETA2890を搭載しているのですが、あえて二つ目のクロノグラフとし、文字盤デザインも離れ目という印象を与えていないのです。

    スピードマスターオートマチックはスピードマスターの中における最安モデルですが、最安モデルを買う場合、いっその事ダイナミックのほうがしっくり来ると思います。

    (現在参考の腕時計がありません)
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    時計名 状態 2010年7月の安値(ヤフオク) 期間 2016年12月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
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