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2つの希少性が相まった、パネライルミノールマリーナ“レフティ”PAM00056

左利きの人用パネライとしてリューズが左側についたこのモデルが登場したのは1998年とかなりパネライ初期の時代。

その際登場したのはステンレスモデルとPVDモデルの2種類です。

PVDモデルは98年と99年に作られた後、2000年にチタンモデルへと変化。

当時は、この“レフティ”に限らず全てのモデルにおいてPVD枠はチタンモデルとなったのです。

チタンモデルとなった際、変化したケースの色味に併せるためか文字盤も焦げ茶へとなりました。

その焦げ茶文字盤のチタンモデルの製造も2000年と2001年をもって終了。しかし、2002年に新型となったモデルは、このモデルを裏スケ化したモデルであるため実際の製造期間はとPVDより長いのです。

しかし、その裏スケ化されたPAM00117は2002年のたった1年の製造をもってすぐに生産終了。

ですからチタンバージョンの“レフティ”の製造期間も3年間とPVD並に短く、かなり希少なモデルなのです。

このモデルが現行だった当時、既にパネライが人気となりかけていましたが、チタンモデルに関してはあまりかっこよくないと評価され、その頃既に生産終了だったPVDモデルが高値状態。

しかし2010年頃よりかつては人気の無かったチタンモデルは人気となり、ステンレスより高い傾向となりました。

また、レフティに関しては希少性が高いということでどのモデルも基本的に高値傾向です。

今でもレフティ仕様のPAM00557がありますが、代表的なモデルであるシンプルなルミノールマリーナのレフティはチタンより長く生産されたステンレスでも2004年で生産終了しています。

その後もポツポツと数年おきに“レフティ”仕様が登場しましたがそれらは全て限定の特別モデルです。

ですから“レフティ”という事自体が希少。

よって、チタンとレフティ、2つの希少性が合わさったこのPAM00056は2009年というパネライが安い時期でも50万円以上というかなり高い相場をキープしていたのです。

オフィチーネパネライ ルミノール 44mm PAM00056(現在参考の腕時計がありません)
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オフィチーネパネライルミノールマリーナPAM00056の価格比較

時計名 状態 2009年5月の安値(ヤフオク) 期間 2017年1月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
PAM00056
中古 ¥506,100 7年
8ヶ月
¥609,900 103,800 120.51%
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