グレー文字盤という存在はスポーツロレックスにおいて「高級」を意味します。
採用されるのはコンビ以上のモデルに限られ、デイトナ、ヨットマスター、GMTマスター2、サブマリーナで選択可能。
デイトナとヨットマスターが通常文字盤にもグレーを用意するのに対し、GMTマスター2とサブマリーナの場合はダイヤ文字盤にしかグレーの設定がありません。
デイトナとヨットマスターは“高級モデル”であるからこそ、通常文字盤にもグレーが設定されているわけですが、それがあまりにもサラッとしているため、グレー文字盤は特に人気というわけではありません。
一方、GMTマスター2とサブマリーナの場合、グレー文字盤はダイヤ文字盤に限られ、さらに6桁時代からは設定がないことから、逆にレアというイメージがあります。
5桁リファレンス時代におけるダイヤ文字盤の扱いは、GMTマスター2とサブマリーナでは同様で、両者ともダイヤ文字盤にだけグレー文字盤とシャンパン文字盤が用意。
GMTマスター2の12時、6時、9時位置にはルビーが、サブマリーナの同位置にはサファイアが配置され、それぞれRG、SGというアルファベットがリファレンス末尾についています。
また、ダイヤ文字盤以外でも、5桁リファレンス時代のGMTマスター2とサブマリーナは同様の使いで、
- ステンレスは黒文字盤のみ
- コンビ以上でブラウン(GMTマスター2)、青(サブマリーナ)が選択可能
という点が共通しています。
コンビ以上のサブマリーナに設定される青は、「青サブ」として以前より有名なモデルですが、青サブに相当するGMTマスター2がブラウン文字盤という存在です。
そして、そのブラウン文字盤のベゼルカラーとして特別に採用されているのがこの茶金ベゼル。
茶金ベゼルのGMTマスター2は、とても魅力ある配色だと思いますが、6桁リファレンス時代以降は廃止されてしまっています。
そのため、このグレー文字盤、ダイヤ&ルビー、茶金ベゼルという組み合わせのGMTマスター2はとても珍しいという印象になります。
ロレックスGMTマスター2グレー文字盤16713RGの価格比較
時計名 | 状態 | 2013年7月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2017年5月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス GMTマスター2 グレー文字盤 16713RG |
中古 | ¥650,000 | 3年 10ヶ月 |
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