もともと自社製ムーブメントを作っていなかったブランドが、2000年代後半頃より自社ムーブメント搭載モデルを発表し、それらは一定の人気がある様子でした。そのようなモデルはデビュー直後は新品実勢価格が高くても売れている様子でしたが、最近は値下がり状態となっています。
そして、かつてよりマニュファクチュールとして自社製ムーブメントを造り続けているブランドは、依然として強い人気がある傾向で、あまり値下がりとなっているのを見かけません。
しかし、そんなマニュファクチュールにも例外が存在。
例えば、ゼニスやジラールペルゴは、他社ブランドで搭載されたモデルが高いのに、自社製モデルとなると安い傾向です。
ただ、それらブランドには“超高級ブランド”というような分かりやすい要素が弱いため、注目されづらいという事情もあるのです。
ですから、通常であれば『超高級+マニュファクチュール』というブランドの場合、かなり人気となっていてもおかしくないはず。
ですが、例外が1つだけあります。
それは、ピアジェというブランドです。
ピアジェは、超高級ということは有名でも、宝飾ブランドというイメージが強くマニュファクチュールということを認識している人が少ない傾向。
そのため、全体的に評価されておらず、割安感があるモデルが多々あるのですが、その中でも特にオススメなのがピアジェ初のステンレスモデルとして2001年にデビューしたアップストリーム。
アップストリームは、三雲スポーツに対抗したモデルであり、同じ時代のモデルにおいて自社製ムーブメントを搭載するライバルはノーチラス&アクアノートしかありません。
それにもかかわらず、2016年より40万円台前半で自動巻モデルもクオーツクロノグラフも手に入る傾向。
しかし今、もっと安い個体が登場し、アップストリームは30万円台前半という価格で売られているのです。
ピアジェアップストリームクロノグラフGOA26007の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年8月の安値(楽天) | 期間 | 2017年6月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ピアジェ アップストリーム クロノグラフ GOA26007 |
中古 | ¥415,000 | 0年 10ヶ月 |
¥338,200 | -76,800 | 81.49% |