黒文字盤のルミノールベースという存在は、2002年頃にプレミア価格となったモデルです。

その際現行モデルとして取り扱われていたのはPAM00002だったのですが、実はプレミア価格だった際は既に生産終了状態。

なぜ生産終了になったかというと、裏スケ化されたためにPAM00112というリファレンスになったからです。

PAM00112が流通し始めたのは2002年の夏過ぎのことでしたが、その際ルミノールベースは当時のスポーツロレックスでデイトナの次に高かったエクスプローラ114270より少し高いぐらいでした。その頃のエクスプローラもそうですが、プレミア価格状態の真っ只中に新旧モデルが入れ替わったため、デビューした際はとても注目されていました。

しかし、翌年2003年頃に早くもルミノールベースの相場は落ち着いてきており、安い個体は中古で25万円程度という水準まで下がったのです。

それが2007年頃には30万円台という相場まで上昇。けれども翌年にはリーマンショックが起こり、2010年頃に相場は23万円程度まで下落。

それが2013年頃から徐々に高くなり、2014年から2015年には45万円という過去最高値水準まで上昇。そうかと思ったら2016年には一旦安くなり、相場は30万円台後半という額まで下落したのです。

このように、PAM00112というモデルは相場が上がったり下がったりする傾向がある時計。大まかにいえることは、安いときでは20万円台前半、高いときでは45万円程度という相場になっています。

そして、今回またPAM00112は上昇傾向で42万円以上という水準になっています。

オフィチーネパネライ ルミノール 44mm PAM00112￥437,800〜￥554,000（2024年4月17日現在）

オフィチーネパネライルミノールベースPAM00112の価格比較