腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

高価格帯モデルでも1年で30万円の値上がり、ヨットマスター2 116689

2017年には数多くのロレックスが値上がりしましたが、それらはステンレスモデルが中心という印象があります。

また、金無垢モデルでも値上がりしているモノはありますが、それらの値上がり前の価格帯は100万円台というイメージがあります。

それに対して、ヨットマスター2は安かった2016年11月の段階でも270万円という価格。

そのような価格帯だと、買える人が少なくなってくるため、値上がりしなさそうだと判断する人もいるでしょうが、実はこの116689のようにきっちり値上がりするモデルもあるのです。

現在の300万円以上という相場は、まさにヨットマスター2の金無垢モデルにふさわしい価格だと感じます。

しかし、他の時計を見てみると、デイトナ116509のメテオライト文字盤や、パテックフィリップアクアノート5064Aなどという存在があり、それらはこのヨットマスター2より現在高い相場に位置します。

過去相場やキャラクターを考慮するとヨットマスター2はそれら2点より高くても不思議ではありませんが、実は現状安い存在なのです。

そのため、値上がり状態ですが、300万円という予算では意外にお得な時計であるという見方ができるのはこの時計の面白いところだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -