カラフルな4色が展開されたデイトナビーチがデビューしたのは2000年のことですが、ロレックスにおいてこのようなモデルが出るのは当時も今も、とても珍しい出来事です。
デイトナビーチの特徴は、それぞれのモデルがラピスラズリやシェルといった天然素材文字盤を用いているだけでなく、文字盤とベルトと付属品として付く箱までが同様の色という点にまで見出すことができます。
ロレックスがこのような遊び心を持ったモデルを作ったきっかけは定かではありませんが、おそらく前年に登場した5色のiMacによる影響が大きいと考えることができます。
今となっては新型iPhoneが出るたびに、様々な人から注目されているアップルですが、2000年頃において日本でもブームを作っていました。
当時は今とは異なり、スティーブジョブズ氏の名前を挙げる人はほぼいませんでしたが、街にはiMacから影響を受けたデザインの小物が溢れていました。例えば、2色に塗り分けられた半透明の電卓など、ありとあらゆるところに初代iMacの影響があったのを懐かしく感じる人もいるかもしれません。
それらは、iMacに便乗したものもあれば、単に製品開発者や経営者がiMacを好きだからという理由もあったように感じます。
特に当時の「Yum」というiMacの広告は格好良く、それを「好き」と思う人は多かったことでしょう。そして、ロレックスが遊び心のあるデイトナを作っても不思議ではないぐらい5色のimacは本体も広告も素敵だったのです。
10万円台後半だったiMacとは異なり、デイトナビーチの定価は約260万円という水準だったため、どんなに気に入っても入手できる人は限られていますし、4色揃えるのはとても勇気がいります。
しかし、その時期に定価で買っていたとしても、このデイトナビーチは値上がりしているため、iMacを買うより結果的に良い買い物だったということにもなるのです。
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ロレックスデイトナデイトナビーチ黄色116519の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年3月の安値(楽天) | 期間 | 2017年10月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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