272.2.51はかつての未使用価格より15万円以上も中古価格が上昇しているため、立派な値上がり傾向の時計といえるでしょう。ただ、旧モデルである270.2.54は中古が60万円台後半から90万円台中盤まで上昇しているため、より値上がりしたのは270.2.54かもしれません。
なお、新型の272.2.51から変わった変化は文字盤デザインだけにとどまらず、第二時刻の時針の調整が竜頭上のボタンとなり工具を使わなくても操作できるように変化しています。
270.2.54は見た目優先のためか、付属のピンやボールペンの先でないと調整不可能だったため、新型のほうが実用性が向上。
通常のGMT時計とは異なり、ケースを反転させたら第二時刻が現れるというのはとれも魅力的。それでいて、ボタンを押せば瞬時に時針を調整できるというのは、実用面でも便利。そのため、“使える腕時計”として所有満足感がありそうだと感じます。
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