腕時計の全体相場と同じ動きをする傾向の腕時計がいくつか存在しますが、それらはザ・オーソドックスというような定番モデルというよりは、ややマニアックという印象があります。
例えば、ロレックスだとヨットマスターロレジウムの16622がそれに該当しますし、オメガだとスピードマスタームーンフェイズなどが思い浮かびます。
それら腕時計の面白い点は、今の相場を表現するかのような値動きを魅せる点。
必ず一致するわけではありませんが、例えば全体的にロレックスが安くなりつつあった2016年7月、それまで60万円以上という相場だった16622が58万円程度まで下落しています。
その様子は2016年8月3日の記事の通りなのですが、「値下がりに注意」というタイトル通り、2016年8月から12月頃までロレックスは全体的に安くなりました。
その頃、デイトナ16520は約120万円、116520は105万円程度だったのですが、2017年には16520が約200万円、116520が約140万円という相場まで上昇しています。
そして16622の現在価格はどうなったかというと、60万円台後半という水準。
やはり全体的な相場と連動しているという印象です。
そしてもう一つ、全体的な相場と連動しているような値動きを魅せるのがパネライのルミノールベースです。
ルミノールベースにはいくつかの種類が存在しますが、2002年までにデビューした初期のパネライの相場が参考になる傾向です。
それらは、PAM00002やPAM00112など。ちなみにPAM00000は2004年にデビューしたため例外です。
そして、それらルミノールベースは相場が安い時には25万円、高いときには30万円台後半から40万円以上という水準になる傾向があります。
例えば、全体的にロレックスが安くなった2016年は30万円台後半、それ以前は40万円以上という水準でした。
そして、史上最高値水準の腕時計がいくつかある現在、ルミノールベースはきっちり40万円以上という相場になっているのです。
しかもそれは、ルミノールベースとしては少しマニアックな白文字盤でもその傾向なのです。
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オフィチーネパネライルミノールベースPAM00114の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年10月の安値(楽天) | 期間 | 2017年11月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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オフィチーネパネライ ルミノールベース PAM00114 |
中古 | ¥399,000 | 1年 1ヶ月 |
¥427,680 | 28,680 | 107.19% |