この時計の定価は約300万円ですが、2011年には中古が118万円という相場まで下落。
この頃は多くの時計が安かった時代ですが、特にブレスレットモデルなど40mmのルミノールは安くならないモノが目立っていました。
しかし、そのような時代においてWG+レマニア1872搭載の限定モデルは安くなっていたのです。
特にパネライの場合、ホワイトゴールドの採用が珍しく、手巻きのツーセコンドムーブメントと合わさって、良き時代の限定モデルらしい内容に仕上がっています。
よって、魅力的な内容だけに2011年から2017年にかけて値上がり状態となったのは自然だと感じます。
とはいえ現在の約150万円という価格はルミノールクロノAMGよりもまだ安い額。
AMGも魅力的な時計ですが、パネライとしてより希少なWGが採用されたこの限定モデルのほうが安いのです。
ちなみに、濃い内容のパネライ限定モデルは2002年頃までに多い傾向があるため、このPAM00189が出た2004年という時期は見逃しがちですが、このようになかなか良いモデルが存在するのです。
|