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WGにレマニア搭載、パネライルミノールクロノPAM00189

この時計の定価は約300万円ですが、2011年には中古が118万円という相場まで下落。

この頃は多くの時計が安かった時代ですが、特にブレスレットモデルなど40mmのルミノールは安くならないモノが目立っていました。

しかし、そのような時代においてWG+レマニア1872搭載の限定モデルは安くなっていたのです。

特にパネライの場合、ホワイトゴールドの採用が珍しく、手巻きのツーセコンドムーブメントと合わさって、良き時代の限定モデルらしい内容に仕上がっています。

よって、魅力的な内容だけに2011年から2017年にかけて値上がり状態となったのは自然だと感じます。

とはいえ現在の約150万円という価格はルミノールクロノAMGよりもまだ安い額。

AMGも魅力的な時計ですが、パネライとしてより希少なWGが採用されたこの限定モデルのほうが安いのです。

ちなみに、濃い内容のパネライ限定モデルは2002年頃までに多い傾向があるため、このPAM00189が出た2004年という時期は見逃しがちですが、このようになかなか良いモデルが存在するのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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