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1年で28万円の値上がりだが、パテックフィリップアクアノート5167/1A

パテックフィリップスポーツモデルとして、ノーチラスとともに存在するアクアノート

ノーチラスがデビューしたのは1976年ですが、アクアノートがデビューしたのは1997年だったため、一時は「新しいモデル」という印象でノーチラスよりも人気があったことがありました。

特に2000年代前半までノーチラスは特に注目されることもなく、現在のゴールデンエリプスのような印象だったのです。

その傾向が最も強かったのはアクアノートが第一世代だった2000年代前半までのこと。ノーチラスは2000年代半ばから注目されはじめ、2006年のモデルチェンジでその人気が更に高くなりました。

そのためアクアノートが第二世代になった時代には、アクアノートノーチラスはともにパテックフィリップスポーツモデルとして高い注目度となっていたのです。

ノーチラスは2006年、アクアノートは2007年にモデルチェンジしたばかりだったため、リーマンショック以前に両者は旧モデルの相場よりだいぶ高くなったという印象でした。

しかし、リーマンショックが起こると両モデルの中古は安くなり、2011年春頃の時点で、

  • アクアノート5167/1A 148万円(3月)
  • ノーチラス5711/1A 約138万円(4月)
  • となっていたのです。

    上記の価格は今となっては考えられないほど安い水準で、特にノーチラスのほうが安かったというのは驚きます。

    そして、2013年以降に両者は反発し、2015年には、

  • アクアノート5167/1A 243万円(8月)
  • ノーチラス5711/1A 298万円(4月)
  • まで上昇しました。

    この時点でノーチラスのほうがアクアノートより“高い”という現象となっていますが、両者の価格差は50万円程度

    それが今となっては、アクアノート200万円台前半ノーチラス400万円以上というように、かなり異なる相場となっているのです。

    特に注目すべきは、ノーチラスが年々値上がり傾向なのに対して、アクアノートは2015年以降値下がり傾向となった点。

    5167/1Aは2015年に240万円台の水準でしたが、2016年には202万円という額まで下落していたのです。

    とはいえ2016年の下落から1年たった今、アクアノートきちんと反発しています。

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    パテックフィリップアクアノート5167/1Aの価格比較

    時計名 状態 2016年9月の安値(楽天) 期間 2017年11月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
    パテックフィリップ
    アクアノート
    5167/1A
    中古 ¥2,020,000 1年
    2ヶ月
    ¥2,300,400 280,400 113.88%
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