現在確認できる最も安く入手可能な116613GLBの価格は160万円台後半という水準。
2011年における新品実勢価格(3社平均)は約86万6000円。その時点と現在を比べると80万円以上も高くなっているのです。
しかもこれは新品実勢価格との比較であり、当時の中古と比べると値上がりした額はさらに高い水準になると予測できます。
過去価格と比べて値上がりした額といい、現在の“半年で15万円以上の値上がり”といい、116613GLBはコンビのロレックスとしては最強の値上がりモデルの可能性があります。
116613GLBが値上がりした理由として考えられるのは先のように短期間での製造終了という点が大きいですが、なぜこのような事になったのかというとロレックスの方針変更があったからだと推測できます。
5桁時代までサブマリーナとGMTマスター2は、共に変わらない仕様でコンビと金無垢モデルにダイヤ文字盤仕様が存在していました。
しかし、6桁時代になるとGMTマスター2には5桁時代とは比べ物にならないほど豪華なダイヤ仕様が登場。
その一方サブマリーナのダイヤ文字盤は5桁時代よりシンプルになっています。
そして、2014年頃よりサブマリーナ自体のダイヤ文字盤が廃止。
サブマリーナ史上初のホワイトゴールドモデル116619GLB含めダイヤ文字盤仕様がラインナップから消えたのです。
ですから、超豪華なスポーツロレックスはGMTマスター2が担い、サブマリーナの豪華モデルは金無垢仕様のみとなったのです。
よって116613GLBは、最後の青サブのダイヤ文字盤として評価されているのだと思います。
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