5396は年次カレンダーにおける小窓デザインモデルのレギュラーモデルとして2006年にデビュー。
小窓デザインの年次カレンダーが初登場したのは2003年のことで、WEMPE125周年を記念した限定モデル5125は世界中で「格好良い」と評価されていました。
そうした経緯もあり、レギュラーモデルにも小窓デザインの年次カレンダーが加わったのですが、2006年に出た『-001』はWEMPEとは似つかない印象。
WEMPEモデルが、永久カレンダーの名作3448などに似ていたのに対し、5396は1930年代に出たモデルの復刻版という印象だったのです。
そして、WEMPEモデルに近いデザインである『-010』が2010年に登場した際は、やっとWEMPEに近いモノが出たという印象となりました。
そのため『-001』は、長らく『-010』より安い状況です。
ちなみにWGのほうが価格差があり、現在『-001』が約338万円なのに対し、『-010』は478万円という水準です。
WGモデルの過去価格の参考が無かったため、今回はローズゴールドの事例を紹介しましたが、WGのほうがより『-001』と『-010』の価格差が分かりやすい状況となっています。
しかし、この独特な『-001』の文字盤は、個性的であるがゆえに今後「これが良い」という人が増えても不思議ではありません。
そのため、この文字盤が好きという方にとっては、安く買えるためとてもお買い得だといえるでしょう。
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