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2017年12月10日更新

1年で20万円程度の値上がり、GMTマスター1675

16700などの値動きを見ると、以前から5桁より高い4桁リファレンスの1675110万円台というのは自然です。

とはいえ急激に値上がりした印象の5桁リファレンスと比べると値上がりが弱いともとれるかもしれません。

実際、現行モデルの116710BLNRとの価格差が10万円程度であるため、現行に10万円足せば希少なアンティークが買えるという現状は「安い」とも判断できます。

その一方で、2016年8月時点では116710BLNRに対して5万円程度しか高くなかったため、長らく現行モデルと価格差が少ないという傾向があります。

4桁リファレンスは希少かつ高いというイメージが有る反面、実は驚くほど高いというわけではないのが面白い点だといえるでしょう。

とはいえこの1675エクスプローラー1016が大人気アンティークだった2000年前後において、「安く買えるアンティーク」として20万円台前半で売られていました

それは、雑誌でも指摘されるほど有名でしたが、当時は安くても1675に対して魅力を感じていた人は少なかったのです。

そしてその20万円台前半で買えた時計が今では100万円以上となっているのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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