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2017年12月24日更新

1年で23万円上昇、GMTマスター2 16710黒赤ベゼル

16710が50万円台で購入可能だった2016年、ダブルロックやルミノバ文字盤などの近代的仕様のほうが高く、相場の差を感じました。しかし、80万円台という水準になった今では、それら仕様違いによって価格差を感じる印象ではありません。

デイトナ16520エクスプローラー14720も、かつてはシングルロックよりダブルロックのほうが高いという状況でしたが、この数年間はそれによって相場が違うということはありません。むしろ16520の場合、シングルロックのほうが希少性が高く高値となることもあるぐらいです。

2007年に色付きベゼルが廃止された際から現在に至るまで、16710は人気モデルという印象に変わりありませんが、2017年は特に高くなったと感じます。

例えば2016年の場合、ヨットマスター16622とほぼ同水準でしたが、今となっては16622よりだいぶ高い水準です。

ロレジウムも以前お伝えしたように値上がり傾向ですが、GMTマスター2はさらに凄い値上がりとなっているのです。

16710はかつて16622の半額程度だったのが、16622と同水準に達し、今では16622より高くなっているのです。

GMTマスター2の人気は2007年から継続しており、10年経った今でもその勢いは弱まるどころかさらに増しているのが凄いと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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