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値上がり傾向、ブランパンフィフティファゾムスコンセプト2000

フィフティファゾムスは2017年8月時点で程度の良い個体が約45万円だったため、コンセプト2000が5万円程度高いというのはとても自然なのです。

また、最近フィフティファゾムスはトリロジーシリーズの中で、最も人気という様子を見せており、クロノグラフモデルであるエアコマンドと同水準に達しつつある様子。

とはいえ、先日これと同じコンセプト2000のGMTが40万円台前半で出たため、相場が安定しない傾向にも見えますが、GMTよりフィフティファゾムスのほうが高い傾向かつ、最近フィフティファゾムスに相場と離れた個体が“ぽっと出る”ということは見かけません。

よって、コンセプト2000のフィフティファゾムスは、現状2012年より10万円以上値上がりしたといえるでしょう。

今の相場は値上がり傾向であるものの、トリロジーシリーズが現行だった当時の新品実勢価格を考慮すると、同時代の他の腕時計に対して依然として安めだとも感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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