2017年にかなりな値上がり傾向となったデイトナ16520。
16520は2000年まで生産されたエルプリメロ搭載のステンレスモデルですが、90年代後半から現在まで人気腕時計の代名詞的存在として君臨し続けています。
その一方で同時期に造られた16523は、本来ステンレスより高級なコンビモデルであるにもかかわらず、20年近くステンレスより安いという位置が当たり前。
とはいえ、相場全体が値動きすると16523もきちんと動き、例えば2012年と2013年以降では20万円程度高くなっています。
しかし、2017年の値動きでは16520が値上がりした一方で16523はほぼ変わらない状況が続いていたのです。
2017年はデイトナに限らず多くの腕時計が値上がりしましたが、最も先に値上がり傾向となったのがデイトナ16520。
16523は、高くなった16520と「コンビ」という差しかないという存在。ほぼ同じモデルでありながら、なかなか値動きしなかったというのは面白い現象だと感じます。
とはいえ、そんな16523は2017年12月になってからやっと値上がりを開始。
それまで100万円前後だったのが、110万円台前半になっています。
そして今、そこから更に値上がり傾向で110万円後半に到達。
そんな16523ですが、1年前と変わった点が他にも存在します。
それは、1年前まで黒文字盤が比較的高かったのに対し、今では16523の中で黒文字盤が安いという点。
16523が100万円前後だった2017年初頭、その価格帯に位置するのはシャンパン文字盤が中心で、黒文字盤となるとそれよりやや高く110万円近かったのです。
そんな黒文字盤が、今となっては16523のボトム価格になっているのですが、それでも1年で約10万円高くなっているというのが面白い現象だといえるでしょう。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年1月 の安値(楽天) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 16523 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥1,098,000 | ¥1,198,800 | 100,800 | 109.18% |
黒文字盤の16523は、文字盤デザインがステンレスモデルとほぼ同様で、かつては最も人気の高かった文字盤色です。
16523の場合、黒文字盤以外ではステンレスとデザインが異なるため、16520に雰囲気が近い黒文字盤の人気があったというのは理解可能です。
ではなぜ、現在シャンパン文字盤が高めなのかというと、16523のシャンパン文字盤の雰囲気が評価され始めているのかもしれません。
シャンパン文字盤とコンビが醸し出す雰囲気は、まさにネオクラシックという見た目。それに対して、黒文字盤はクラシカルという感じではないでしょう。
とはいえ、文字盤色での評価はばらつきがある傾向もあるため、たまたま今、黒文字盤が安いということなのかもしれません。
いずれにしてもいえることは、デイトナ16523は1年で10万円以上高くなったということ。
そして、それを約100万円で売られていたシャンパン文字盤で比較した場合、値上がり額は20万円近いということになるのです。