2016年8月という時期は、腕時計が全体的に安くなった時期ですがこの3針カレラも若干安くなっていました。
このWS2111というカレラは2011年において8万8000円だったのが、2015年には約14.7万円まで上昇。
けれども2016年8月には11万円にまで下落していたのです。
しかし、上記の値動きは、2011年と2015年の比較でも、2015年と2016年の比較でも、さらには2011年と2016年の比較でも7万円以上の値動きとはなっていないのです。
つまり、このカレラにとって1年弱で約7万円の値上がりというのは、大きなことであるのです。
これは、最近復刻時代のカレラの人気が高まっているという影響を示しているようにも見える値動きだと感じます。
現在の約18万円という水準は、2016年9月のクロノグラフに相当します。
クロノグラフは2000年頃から十数年渡り15万円程度という相場だったため、10万円台後半だった2016年9月当時でも“高くなっている”印象。そして、今では20万円台後半になっています。
復刻時代のカレラはなかなか相場が上昇しなかったのが、2016年頃から上昇傾向となりました。
それは、クロノグラフに限らず、3針モデルにも該当。
なかなか値動きしなかったということを考慮すると、値上がり現象になったのは驚くに値しますが、復刻カレラ自体の要素を考慮すると、今の相場ぐらいになるのは当たり前という印象でもあります。
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