コンビの青文字盤サブマリーナは90年代後半頃から「青サブ」と呼ばれています。
当時、青サブと呼ばれていたのは、その時期に現行モデルだった16613ですが、2009年にモデルチェンジされてからは116613LBとともに「青サブ」と呼ばれています。
そして、その116613LBは2014年頃に文字盤が変更されたため、「青サブ」という言葉が指すモデルには現在数種類があるということになります。
そんな「青サブ」ですが、今回の主役は116613LB前期文字盤です。
この前期文字盤という存在は、2009年にモデルチェンジされた時、サンレイではない「マットな」文字盤として登場。(サンレイと比較して輝きが弱い点から「マット」と記載しましたが、正確には「ミラー」タイプの青文字盤です。)
それまで青サブはサンレイタイプの艷やかな青が「見ているだけで美しい」と評判でしたが、その要素がなくなったため不評な存在となっていたのです。
2014年に文字盤が16613時代と同様のサンレイタイプに変更になった、という点はその不評さを証明する出来事だといえます。
そして、116613LB前期文字盤の不人気さは2014年に新文字盤が出た以降顕著となり、前期文字盤は新文字盤より5万円から10万円安いという相場だったのです。
とはいえ、ロレックスにおいて「かつての不人気は、やがて人気要素となる」という法則があります。
さらに116613LB前期文字盤は現行モデルとしてラインナップされた期間が約5年。これはスポーツロレックスとしては「とても短い」といえます。
そのため、1年前において「不人気な前期文字盤は今後レアアイテムとなるかも」という記事を出したのですが、それから1年経った今、なんと前期文字盤は1年前と比較して20万円以上高くなっているのです。
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ロレックスサブマリーナ前期文字盤116613LBの価格比較
時計名 | 状態 | 2017年2月の安値(楽天) | 期間 | 2018年2月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス サブマリーナ 前期文字盤 116613LB |
中古 | ¥1,080,000 | 1年 0ヶ月 |
¥1,296,000 | 216,000 | 120.00% |