2010年に登場した6桁世代のエクスプローラー214270。
エクスプローラーといえば、14270時代に人気腕時計の代表的存在となったモデルであり、日本におけるロレックスブームに火をつけたモデルです。
そんなエクスプローラーは2001年に114270となり6桁リファレンスになりましたが、114270は事実上「14270M」といえる存在です。
よって、エクスプローラーにおいて214270が6桁“世代”のモデルであるのです。
214270はデビューした当初、当時の流行を取り入れケースサイズが大型化。文字盤の3・6・9の部分にはホワイトラインが廃止され「ブラックアウト仕様」となりました。
しかし、全体的なバランスが14270や114270と比べると美しくないと言われ、デビュー当初から評判が良いとはいえないモデルでした。
とはいえ、“シンプルなスポーツモデル”であるエクスプローラーには需要があるため、決して不人気モデルとなることはなく一定数が流通。ですが、114270が出た2001年と比べるとその注目度は低かったようにも感じます。
そして初期の214270には問題があったということはロレックス自身も把握していた模様で、2016年に文字盤変更が実施されました。
デイトナと同時に「新しいエクスプローラー」として登場した新文字盤モデルですが、特にリファレンスが変更されたということはありません。
デイトナと同時期にエクスプローラーがデビューするというのは、14270や114270の事例にも当てはまることで、それが2016年にも実施されたというのは「エクスプローラーの特別感」の演出としてとても良い効果だったと思います。
新しくなった214270は、文字盤における3・6・9部分が発光塗料となり、往年のエクスプローラーの「ホワイトライン」を彷彿とさせます。
また、旧文字盤では短めだった針も長くなり、全体的なバランスが整っています。
これらのデザイン変更により、2016年にデビューした「新しいエクスプローラー」は、114270のイメージを踏襲した6桁世代のモデルという印象です。
そしてこの新文字盤のエクスプローラーは、デビュー直後の新品実勢価格より現在の中古相場のほうが高いという状況になっており、デイトナなどと同様の現象が起きているのです。
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ロレックスエクスプローラー新文字盤214270の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年11月の新品実勢価格(3社平均) | 期間 | 2018年2月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス エクスプローラー 新文字盤 214270 |
新品 | ¥596,328 | 1年 3ヶ月 |
¥667,440 | 71,112 | 111.92% |