このWGモデル、2009年時点の水準が30万円台となっていますが、その価格はこの時計にとってかなり安いといえます。
これは“意識的に安値をピックアップした”のではなく、一所懸命調べても30万円台という値しか見つからなかったのです。
これは推定の範囲になってしまうのですが、本来この時計の過去相場は安くても50万円台ぐらいが妥当だと思います。
また、2000年代前半においてこの時計は新品が60万円台で売られていたという記憶があるのですが、資料が見つからず過去相場の事例として示すことができませんでした。
WGモデルが30万円台だった2009年2月という時期は、リーマンショックが起こってからまだ半年も経っていません。
この時期には、比較的マニアックなモデルがかなりな安値で売られていた様子がありましたが、この3689.30もその事例に当てはまるのかもしれません。
とはいえこのモデルは、見た目的な魅力だけでなく、レア要素も備わっています。そのため、2009年の価格は安すぎるといえるでしょう。
この時計の特別さを考慮すると、現在の120万円台という価格は今の全体的な腕時計相場に対してふさわしく、魅力的だと感じます。
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