今回筆者がこの時計を取り上げようと思ったのは、先日天ぷらを食べていたら、カウンター席の左に座っていたお金持ちそうな男性が、右腕にこれを付けていたからです。
一見すると高そうな時計のようには見えませんでしたが、その男性の雰囲気からして「意外と高い時計」なのではないか思ったのです。
先日、日刊SPAの記事でも書きましたが、上級アイテムは定番化する傾向があり、特に女性にそれが顕著だといえます。(バーキン、ルブタンの靴など)しかし、それを凌駕するリッチ層となると、一般的には理解不可能な選択をすることもあり、まさにその男性がそれに当たると感じました。
当初はシャネルだとも思わなかったのですが、文字盤が見えた時「かなり高そうなJ12」であると気づき、後に調べてみるとやはり高い時計であると確認できました。
このような特殊な文脈を持つモデルは、どうしても定価と新品実勢価格と中古相場とに差が生じる傾向があります。
このような時計こそ、売ることなど考えずに定価でポーンと買うという購買行動が最も合っているといえるかもしれません。
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