パネライのパワリザモデルといえば、スモールセコンドとパワーリザーブインジケーターが左右非対称に配置されたPAM00090という印象があります。
PAM00090は2001年に登場し、2018年現在でも現行という長寿モデルですが、それ以前にもパワリザモデルが存在します。
そして、その時代に存在していたパワリザパネライは、PAM00090とは異なり、変わり種という印象だったのです。
以前PAM00090の記事でもお伝えしたように、かつて44mmのパネライは手巻きモデルが主流で、自動巻モデルは変わり種という傾向がありました。
そして、その変わり種の中でも1998年から2000年までに製造されたパワリザとGMTは「特に変わっている」というイメージがあったのです。
これらモデルは2001年頃まで安値ともいえる状況でした。しかし2002年以降、パネライがブームといえるほどの人気となってからは、「レアモデル」としていう評価を受け始めたのです。
その様子は、「アンティーク」と呼ばれる4桁スポーツロレックスに似ていたともいえ、『見た目が違う』という要素が良い意外性となっていたのでしょう。
そのため、2000年代前半から高めの相場が当たり前となっており、ルミノールベースが25万円程度で購入可能だった2012年11月でも59万8000円という水準だったのです。
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オフィチーネパネライルミノールパワーリザーブPAM00027の価格比較
時計名 | 状態 | 2012年11月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2018年2月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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