2012年当時は、この初代パワリザモデルに限らず、比較的上級なパネライはそこまで安くなかったという事情があります。
例えば、40mmブレスレットモデルはその時期ロレックスの青サブより高く、40万円台という水準でした。
また、2016年頃までは、エルプリ搭載ルミノールクロノのブレスレットモデルが2012年水準より安いということもありました。とはいえ、ルミノールクロノは2017年以降において、2012年より安いという状況にありません。
この初代パワリザモデルであるPAM00027は、1998年という現パネライの幕開けとなった時代に発表されたモデルです。
左右非対称デザインでない文字盤は、今となっては逆に新鮮な印象で、レア感と初期モデルという良い要素があるモデルだと思います。
そして、レアモデルでありながら、2012年とほぼ価格が変わっていないため、「その頃と比べて腕時計が高くて買いたくない」と思っている方にも良い1本だといえるでしょう。
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