PAM00130を前回取り上げたのは2016年9月ですが、その時期より10万円以上安くなっています。
また、2016年9月時点でも2011年と比較して安くなっていたため、130番はこの数年間値下がり傾向となっている模様です。
ルミノールベースのダイヤモンド文字盤という存在は、とても希少価値の高い存在として従来より評価されてきました。
しかし、このルミノールベースは文字盤以外に特別な点がなく、そこをどのように評価するかが難しいという側面もあります。
ケースはステンレスですし、機械も通常のルミノールベースと変わりません。
ちなみに、現在における同時期のルミノールベース、PAM00112は現在40万円程度という水準ですから、それと比較すると約146万円高いということになります。
文字盤代が約146万円とも受け取れてしまいますが、その一方でこのルミノールベースには単に「文字盤が違う」というだけでない特別感があるのも確か。
実際、特別感のある文字盤というのはロレックスの赤サブやブラックアウトなどで評価されているように「単に文字盤が違うだけ」と言い表せない点があるのです。
つまり、このパネライのダイヤ文字盤は、キャラクター的にはロレックスのレア文字盤に近いといえます。
そのような文脈を認識しないと、「単にダイヤ文字盤というだけで高い」とも受け取ることができてしまうため、値下がり傾向となってしまっているのではないでしょうか。
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