タンクフランセーズは今でもラインナップされている現行モデルですが、以前よりも男性用モデルの印象が弱くなったかと思います。
とはいえ、以前からタンクフランセーズ男性用モデルの印象はそれほど強くなく、2000年前後という時期においても女性着用率の高い時計だといえるでしょう。
しかし、女性が着けているのはMMやSMサイズであり、それとは別に存在するLMモデルに対しては男性から一定の支持がありました。特に2000年代前半までは“高級感を感じる場所”で目撃することも多く、筆者の個人的経験ではありますが、ニューヨーク行きの飛行機のビジネスクラスでも、ファッションセンスの高そうな男性が付けている様子を目撃したことがあります。
タンクフランセーズは、タンクシリーズの中でモダンでカジュアルという役割を担うモデルという印象で、同時代のパシャCと同じキャラクター性を持つ時計です。
余談ではありますが、パシャCも2000年代前半頃まで男性支持があったのですが、最近では女性用という印象が強くなっています。
2000年代前半において、タンクフランセーズはパシャCよりも玄人向けのモデルという印象があり、それは“売られているところの少なさ”や“パシャCより高い実勢価格”から判断することができます。
実勢価格がパシャCより高いというのは今でも共通な模様で、現在10万円台前半で購入可能なパシャCに対してタンクフランセーズの男性用モデルは20万円前後という水準。
男性用モデルには、クオーツのクロノグラフと自動巻3針が存在するのですが、現在はクロノグラフのほうが安い傾向です。
このクロノグラフはクロノリフレックスという名称なのですが、クオーツの特性を活かした永久カレンダー仕様となっています。
しかし、その永久カレンダーの調整が難しいなど、クロノリフレックスは近年人気が無い傾向。
かつては、自動巻3針より高かったキャラクターであるのに、今となっては逆に安い存在となっています。
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カルティエタンクフランセーズW51001Q3の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年8月の安値(楽天) | 期間 | 2018年3月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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カルティエ タンクフランセーズ W51001Q3 |
中古 | ¥218,000 | 1年 7ヶ月 |
¥199,800 | -18,200 | 91.65% |