このIW356805というモデルがデビューしたのは2009年。
2009年デビューというとロレックスの6桁世代に相当しますし、現行モデルとしてラインナップされている年式という印象です。
しかしこの時計は既に生産終了となっており、良い要素があるのに目立たない傾向があるといえます。
ベゼルの表面はサファイアクリスタルとなっており、その奥には発光塗料が存在。ベゼル部分までが発光塗料仕様となっており、さらに2色に光るという凝った仕掛けであるのです。
2000m防水という高い性能、凝った仕掛けなど、人気要素がきちんと存在するモデルという印象のオートマチック2000。
デザインも魅力的であり、白文字盤と黒フチのアプライドインデックスや針が若々しく、2000m防水という無骨なキャラクターと良いコントラストになっているように思います。
これだけ良い要素があるのに現在30万円台で購入することができ、2000m防水というキャラクターでありながら2012年と比較してそれほど大きく価格が変わっていません。
ずいぶんお得感があるように感じるこのアクアタイマーオートマチック2000は、今コスパという観点で考えるならかなり良い選択肢なのではないでしょうか。
他の時計と比較してやや重めであったり、44mmという大きなサイズであるなど、デメリットも無いわけではないですが、これはパネライの44mmブレスレットモデルも同じこと。
2000m防水という特殊性能を持ちながらも、一般的なモデルと極端に違わない大きさにとどめたというのは評価されて良いかと思います。
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