二カ国表示といえば、ロレックスのGMTマスターが思い浮かびます。
GMTマスターは竜頭で二カ国目の時刻をセットする必要がありましたが、トラベルタイムはケース左側のボタンを押すだけで二カ国目の時針を変えることができたのです。
こんなとっても便利な時計が今も昔も低評価。
ムーブメントだって裏スケなのになんでなのでしょう。
その理由は、
・ワールドタイムの存在
・カラトラバシリーズに属する
・デザイン
・裏スケムーブメントが小さい
ということだと思います。
特にいけなかったのは、カラトラバシリーズに属させた点だと思います。
パテックフィリップのこういう時計、もしも私が頻繁に海外に行く仕事をしていたならば、絶対欲しいです。
しかし、革ベルトのカラトラバでは夏が不便。
なんとなく、国外に持っていく時計は1本にしぼりたいという欲求は多くの人が持ってると思います。
GMTマスターのように、ケースもブレスレットも水に濡れても大丈夫ってほうが使い勝手が良いですね。
そういう意味では、アクアノートシリーズに“トラベルタイム”を移行したのは大正解。
2011年に登場したアクアノートトラベルタイムはステンレスにもかかわらず、このカラトラバトラベルタイムの1.5倍ぐらい高い相場。
とはいえ、トラベルタイムも2010年と比べるときちんと値上がりしています。
しかし、ノーチラス&アクアノートと比べると値上がり率はよくありません。
せっかく良い時計なのに、ノーチラス&アクアノートを買ったほうが儲かったとは悲しいですが、良い時計なので欲しい方は他の時計より割安な「お買い得時計」として欲しければ買っても良いかもしれません。
値上がりを期待できるかは未知数として、
GMT機能の時計が欲しい場合、機能面からも値上がり率からしてもお買い得状態にあると思います。
|