最近安値傾向なのはGMTのPAM00088も同様で、両者の値下がりが目立っています。
ちなみに、88番の記事でもお伝えしたのですが、パネライのオーソドックスな44mmモデルは、現在安い個体がいくつかある状況です。
例えば、ルミノールベースなどは、これまで40万円台でしたが35万円前後の個体が出現。ただそれは、比較的早く売れてしまい「一時的に安い個体がたまたま出現した」ともとれる値動きです。
また、比較的人気が高いオーソドックスなパネライは値下がり傾向となっていますが、マニアックなモデルはそれほど値下がりしていません。
パネライを自動車で例えるならば、メルセデスベンツのGクラスといったところでしょうが、90番や88番は近代的なW463のG500などといった感覚になります。それに対して、パネライのマニアックなモデルはGクラスのカブリオレや、限定モデルとして発売されたEdition 30 PUR(W461)に近いといえるでしょう。
Gクラスの場合、近代的なモデルでもマニアックなモデルでも高い中古価格ですが、カブリオレのようなマニアックなモデルは特に高い傾向があります。
パネライの場合、オーソドックスなモデルにおける値下がり傾向がある一方、マニアックなモデルの評価は下がっていない状況があります。
ですから、Gクラスでもパネライでも、マニアックなモデルという存在は、特に人気が高いという点が共通していると感じます。
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