カルティエのパシャCには「クリスマス限定」という存在が多々あり、かつては毎年クリスマスの時期になると限定モデルが発売されていました。
そんなクリスマス限定のパシャCという存在ですが、おそらく一番最初に登場したのは1999年のことだったと思います。
その際登場したのが、ブルーシェル文字盤とエナメル革ベルトという組み合わせのW3104645という存在で、それまでパシャには存在しなかった「シェル文字盤」という要素と、パシャCには無かった「革ベルト」という要素が珍しいと感じるモデルです。
文字盤デザインは当時の黒文字盤を踏襲しているようにも見え、ブルーシェルでありながらデイト表示部分が黒バックとなっている点や銀色の針を採用しているという点が黒文字盤と同様な点となっています。
また、アラビアインデックスはアプライド仕様となっていますが、当時のパシャは金無垢版などの高級モデルでしかアプライド仕様でなかった傾向がありました。ですから、ステンレスが基本のパシャCとしてアプライドインデックス仕様なのは例外であり、それに該当するのはこの99年クリスマス限定モデルぐらいなのかもしれません。
クリスマス限定モデルは、女性向けなデザインという印象があり、この99年モデルもその例に漏れないキャラクターだと感じますが、黒文字盤のデザイン要素があることから、クリスマス限定の中では男性的なキャラクター要素を持っているモデルだともいえるでしょう。
筆者としては、他のクリスマス限定モデルは完全に「女性用」という印象で購入対象と思わないのですが、この99年モデルについては欲しいと感じます。そのように感じる人は他にもいる模様で、例えばブレスレット仕様にされた個体を目にすることもあります。
そんなクリスマス限定の99年モデルという存在ですが、通常のパシャCと比較して「かなり高い」存在という印象がありました。
しかし、それはかつてのことである模様。
2012年5月時点では20万円以上だったこの99年モデルも、現在では通常モデルと大きく変わらない価格となっているのです。
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カルティエパシャCW3104645の価格比較
時計名 | 状態 | 2012年5月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2018年5月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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カルティエ パシャC W3104645 |
中古 | ¥210,000 | 6年 0ヶ月 |
¥159,840 | -50,160 | 76.11% |