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緑サブは110万円台後半、ロレックスサブマリーナ116610LV

116610LVは2016年8月に80万円台でしたが、多くのロレックスが高くなった2017年に目立った値動きをしています。

最初に相場が変わったという印象になったのは2017年1月で、その時点で91万8000円という水準。

そして10月に110万円台となった116610LVは、その時点で「だいぶ高くなった」という印象になっていたのですが、その後は目立った値動きがありませんでした。

それが2018年6月の今、110万円台後半となっており、数ヶ月ぶりに値動きした様子となっています。

なお、116610LVは現在約40個程度が中古で売られていますが、110万円台なのはこの個体のみ。

ですから、他の個体はすでに120万円以上という水準になっているのです。

2016年8月に80万円台となっていた116610LVですが、2015年などは90万円台程度だったことから、長らく90万円台の時計という印象がありました。

それでも、十分に高い水準だと思われましたが、今となっては約120万円

2016年の水準から値上がりし始めた2017年1月と比較しても、2018年6月現在の水準は28万円も高くなってることがわかります。

ちなみに、28万円の値上がりといえば、2013年8月から2015年8月にかけてのデイトナ16520黒文字盤の値動きと同様です。

「腕時計の王様」とも言われるデイトナ16520におけるかつての2年分の価格上昇を116610LVは1年5ヶ月でしたことになるのです。

2013年ごろから2015年といえば、数多くの腕時計が値上がりした時期ですが、そいういった環境において1652028万円の値上がりだったのです。

28万円の値上がりはデイトナ16520の水準としては評価されていないと2015年の記事で指摘しましたが、今ではデイトナ16520黒文字盤は210万円程度という水準。2015年の水準から90万円程度高くなっています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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