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バーゼル後における茶金ベゼルの様子、GMTマスター2 16713

そんな茶金ベゼルの16713は、近年値上がり傾向で、2017年に「高くなった」と感じても、2018年にはその水準より更に高くなっています

2017年と比較して値上がり傾向だった2018年1月時点では90万円台で購入することができましたが、6月の今となってはボトム価格が100万円台に到達しています。

リーマンショック以降は30万円台で購入可能だった16713の茶金ベゼルですが、2018年の今となっては、全く違う価格帯の腕時計へと変貌しているのです。

同じ時代に30万円台だったサブマリーナ16613の「青サブ」は、過去と比べて値上がりしているものの80万円台という状況。

ですから、GMTマスター2の茶金ベゼルは特に評価されている状況だといえるかと思います。

茶金ベゼルという存在は、4桁時代から存在し、ステンレスの「青赤」に対する“豪華な色”という印象があります。

独特な色合いは「青赤」と同じように魅力的であり、セットで組み合わされる茶色の文字盤やブレスレットのYGととても良い調和となっています。

そしてこの配色は、2000年代後半に6桁へバトンタッチして以降、既に10年以上廃止された状況が続いているのです。

今年のバーゼルで、ステンレスに「青赤」が11年ぶりに復活しましたが、「茶金」が今後もしも復活したならば、負けないぐらいの話題となるかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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