1年前に400万円台前半だったのが、今や500万円台前半。
これだけ見ると「凄い現象だ」と思ってしまいますが、「ノーチラスが500万円台」ということは、この年次カレンダーに限らず、他のいくつかのノーチラスには既に起こっている現象です。
そして、それら500万円台のモデルこそ、かつてこの年次カレンダーより安かった5711/1A-010や5712/1A-001です。
5711/1Aは人気モデルとはいえ3針モデルです。かつての常識であれば、3針より年次カレンダーが安いということは考えられないでしょう。
また、5711/1A-010と同水準に位置することもあるコンプリケーションの5712/1A-001に関しても年次カレンダーより高い水準となっているのです。
ですから、年次カレンダーの5726/1Aは、1年で約100万円という値上がりでも、ノーチラスの中では「相対的にお買い得に位置する」という複雑な状況となっているのです。
なお、5711/1A-010や5711/1A-001に共通するのは青文字盤が採用されているという点。青文字盤という要素は今や「年次カレンダー」というメカニズムを凌駕するほどの強い要素となっているのだと感じます。
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