近頃値下がりとなっているモデルが目立ち気味のパネライですが、マニアックなキャラクター性を持つモデルはそこまで値下がりが目立たない傾向があるといえます。
マニアックなモデルとはなにかというと、一つは限定モデルで、もう一つはレア要素を備えているモデルなのですが、両者に共通するのは2000年代前半頃までにラインナップされていた世代という点です。
2000年代前半までのパネライには、特にムーブメントにレア要素があるといえ、デットストックムーブメントを搭載した限定モデルや、ゼニスやフレデリックピゲ製のムーブメントを搭載したモデルなどが存在しました。
ゼニス製のムーブメントで有名な存在といえば「エルプリメロ」ですが、それを搭載したロレックスデイトナ16520は、「エルプリ搭載」という点が評価されているように思います。
そんな「エルプリメロ」という存在は、2002年まで製造されたパネライにも搭載されており、今となっては「パネライのエルプリメロ搭載モデル」ということに意外性を感じるかもしれません。
エルプリメロ搭載のパネライは1999年にPAM00052が限定モデルとしてデビューしたのですが、翌年2000年にはレギュラーモデル化されています。
その際デビューしたのが、ブレスレットのPAM00072と革ベルトPAM00074なのですが、PAM00072はパネライのエルプリメロ搭載モデルとして最も有名な存在だといえます。
パネライはロレックスと比較されることも多いですが、ブレスレットかつエルプリ搭載ということで、72番は16520と比較されることもありました。
他のエルプリモデルにも共通するのですが、PAM00072はケースとブレスレットがチタンとステンレスのコンビ仕様。また、裏蓋は裏スケ仕様となっており、当時のパネライとしては高級モデルという要素を備えています。
そのようなレア仕様を持つPAM00072ですが、2016年には60万円台半ばで購入可能であり、2011年の水準とかなり近い状態となっていたのです。
それが2017年にPAM00072は高くなり、6月には90万円台半ばまで上昇。
しかし、それから1年後である2018年の今、なんとPAM00072は約10万円ほど安くなっているのです。
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オフィチーネパネライルミノールクロノPAM00072の価格比較
時計名 | 状態 | 2017年6月の安値(楽天) | 期間 | 2018年6月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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オフィチーネパネライ ルミノールクロノ PAM00072 |
中古 | ¥943,000 | 1年 0ヶ月 |
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