昨年の7月頃において他のミルガウスはどのようなボトム価格だったかというと、116400の白文字盤が50万円台前半、116400GVの黒文字盤が約60万円という水準でした。
つまり、Zブルー文字盤はミルガウスの中で2番目に高い116400GVの黒文字盤と比較しても、それより約10万円高かった存在だったのです。
116400GVの黒文字盤といえば、2007年のデビュー時における新品実勢価格が180万円程度になったほどの存在で、翌年2008年には年始と年末で90万円以上の値下がりをしてしまったというある種の伝説のモデルです。
そのような濃いキャラクター性を持つ黒文字盤より、Zブルー文字盤は10万円ほど高く、なんだかお買い得感が無いように感じたと思います。
しかし、約1年経った今において、Zブルー文字盤は黒文字盤より値上がりしているのです。
ただし、通常クリスタルの116400の黒文字盤や白文字盤も約1年という期間で7万円程度の上昇となっているため、Zブルー文字盤だけが特に優秀というわけではありません。
とはいえ、昨年において116400には生産終了や相対的に安いというキーワードがあり、お得要素が存在していました。それに対して、Zブルー文字盤には先のようにお得要素がない状況だったにもかかわらず、上昇したというのは凄いという感想にもなります。
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