ロレックスやパテックフィリップをみると、2000年代後半に登場したモデルが現行モデルとなっている場合が目立ち、2005年前後に登場したモデルが現行世代といえるでしょう。
また、雲上スポーツモデルもその例に漏れない傾向があり、ノーチラスの5711/1Aも、オーバーシーズの2世代目も、ロイヤルオークの15300もその時期に登場しています。
その時代のモデルの特徴は、ケースサイズが大型化されたという点で、ノーチラスはジャンボサイズが標準になり、ロイヤルオークの15300は39mmというサイズとなりました。
ただ、今となってはオーバーシーズは3世代目に交代し、ロイヤルオークには新しいモデルが登場。
新しい世代へとモデルチェンジすることは、そこまで複雑さを伴わないのですが、ロイヤルオークの場合は、3針に限っても複数のモデルが追加されたため、やや混乱するという印象もあります。
ロイヤルオークのラインナップが多い傾向は、1980年代から既にあることなのですが、最近は現行モデルのラインナップが過去よりさらに多い印象もあり、やはり「分かりづらい」という感想になります。
そして、3針(2針含む)の中古相場を上から高い順に並べても、
となり、『大きいサイズ=高い』とならないのが他のブランドと異なる点です。
そのためか、ロイヤルオークはジェラルドジェンタデザインかつ元祖雲上スポーツモデルという存在でありながら、値動きが活発でない傾向がありました。
しかし、そのようなロイヤルオークにおいて、最近変わりつつある様子があるのです。
それは、15400が比較的短期間で値動きしているという点です。
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