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2018年7月3日更新

やっと評価された初代復刻モナコ、タグホイヤーCS2110

90年代において、Classicsというシリーズで登場したのはカレラモナコですが、最近までどちらも特に評価されていない状況でした。

これらシリーズは、時計マニア向け目線で作られているため、なかなか濃いキャラクター性があると思ったのですが、その割には評価されていなかったのです。

しかし、カレラについては一足先に海外で高くなり、そして2018年の春頃には日本でも、かつてより「かなり高い」という水準に達しています。

その一方で、モナコには目立った動きがなかったのですが、現在このCS2111のボトム価格が20万円台後半という水準に達している状況となっています。

このモナコは約10ヶ月という期間で9万円以上の値動きをしたのですが、このような振り幅はCS2111にとっては「初」というぐらい珍しいと感じます。

もちろん、この時代のClassicsモナコカレラは、このぐらいの水準になっても何ら不思議でないキャラクター要素を持っていると思いますが、これまでこのような値動きをすることはありませんでした。

ですから、現在のモナコカレラの様子は、やっと評価されたという感想になります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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