近頃、CS2110は目立った値動きという印象で、過去と比較して高くなったと感じましたが、実はこのCW2113と同水準であるのです。
CW2113は、過去の価格を考慮すると「それほど高くない」と感じる一方、CS2110は「高い」と感じるのは不思議です。
数の少なさもキャラクター性を考慮しても、CS2110のほうが高くなっておかしくないと思う一方で、CW2113が「高くない」、CS2110が「高い」という感覚があり、不思議な気分になります。おそらくその感覚は、過去価格と比較した場合の「値動き幅」によるものだと思います。
タグホイヤーロゴ時代のモナコをチュードルのクロノタイムやオメガスピードマスターのライバルとした場合、CW2113は大きく値動きしていないため「安く」感じるのかもしれません。
復刻版時代のモナコは、ホイヤーロゴが象徴するように、“クラシカルな要素を近代に復活させる”というように見えます。
その一方で、このCW2113のようにタグホイヤーロゴ時代のモナコは“近代的な時計にクラシカルさを足した”という印象があります。
復刻版時代はマニアックな印象だったモナコですが、2002年以降においては万人受けするモデルというキャラクター性を得たように感じます。
2005年にはブレスレット仕様も追加され、より実用性が高まりました。その後2010年には、キャリバー12のCAW2111にモデルチェンジ。
そして、現在では再度ホイヤーロゴのキャリバー11搭載モデルが存在しており、復刻版時代のモナコのイメージに近くなってきているように感じます。
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