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クロノグラフも値動きしている、ロイヤルオーク25860ST.OO.1110ST.03

ロイヤルオークのクロノグラフは3針より高級という印象がありますが、2000年代前半においては、その傾向が特に強いといえます。

2002年の3針自動巻の新品実勢価格が50万円台前半だったのに対し、クロノグラフである25860ST100万円程度という水準。ですから、クロノグラフは3針の2倍近く高かったということになります。

これは、オーバーシーズも同様で、3針モデルが50万円台前半、クロノグラフが90万円台前半といった様子でした。

ただ、オーバーシーズの場合はクロノグラフがアクアノートのライバル的イメージもあり、店頭でもアクアノートと並べられていることがありました。そのためか、数がそこまで少なくなく、常に中古が売られているという印象があります。

その一方で、ロイヤルオーク25860STは数が少なく、なかなか中古で売られる様子がありません。

最近ロイヤルオーク15300ST15400STといった3針モデル、また15202など2針モデルが値動きしている傾向がありますが、3針に限らずクロノグラフも値動きしていることから、ロイヤルオークの値動きが目立っているといえるかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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