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2016年から90万円以上高くなった、アクアノート5167A

アクアノートといえば、ノーチラスの兄弟的存在というイメージがありますし、2000年台前半においてはノーチラスより人気という傾向があったほどの存在です。

ノーチラス5711/1A青文字盤は2017年から目立った値動きとなり、それまで300万円前後といった中古相場が、2018年には500万円以上という水準になっています。

しかし、アクアノートは、ノーチラスが値上がりしている一方で、これまでほぼ動きがなかったのです。

2017年にノーチラス5711/1A青文字盤が400万円以上という水準になった時代もアクアノートに目立った値動きはなく、その時期のアクアノート2014年の水準より安いという状況だったのです。

かつては「ノーチラスと迷われる存在」だったアクアノートですが、2010年代中盤以降の相場では比較対象としては価格帯が離れているといえます。

さらに、これまで値動きがなかったことから、アクアノートに対するイメージはいつしか人気モデルという印象ですらなくなっていたかもしれません。

けれども、2018年夏という今の時期において、アクアノートの5167はブレスレットもラバーベルトも値動きし、人気モデルとしての威厳を見せつけたといえる状況に変化しているといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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