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90万円台になった、サブマリーナ116610LN

116610LNは先のようにサブマリーナにおいて最もオーソドックスなモデルといえる存在ですが、それは前モデルの16610の時代から変わることはありません。

ただ、16610の時代と116610LNでは大きな変化が1つあり、それは価格が高くなったという点です。

例えば2012年頃において、中古の場合、1661035万円程度で入手可能でしたが、116610LN約60万円という水準。

2000年代前半においては、16610の新品実勢価格が30万円台だったということもあるため、現行モデルだったとしても116610LNの中古が60万円近いというのは割高感があったといえます。

しかし、そんな116610LNは2016年2月時点で中古が75万円という水準に変化。実に25万円以上高くなっていたのです。

そして2018年8月の今、116610LN約91万円に達し、ついに90万円台という状況となっているのです。

これまで値動きするモデルといえば、その時代において人気のあるモデルという印象が強く、2000年代前半ならばエクスプローラー14270、最近であれば緑サブなどという印象があるように感じます。

それらに対し、伝統的な黒ベゼルのサブマリーナデイトは、最もオーソドックスなスポーツロレックスという位置にいるというイメージがあり、値動きする印象は薄かったと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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